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痔核(いぼ痔)の予防法 (2013/6/12)
痔核(いぼ痔)は、性別・年齢に関係なく身近な病気です。 痔核(いぼ痔)になりやすい人は便秘などで、力んで肛門の静脈に圧力がかかりやすい人であります。痔核(いぼ痔)未然に防ぐための、日常生活で実践できる予防法をご紹介します。 ■トイレに行くのは便意を感じてから よく、毎日決まった時間にトイレに行くことが、正しい排便習慣を身に付けるためのポイントといわれますが、これは痔に関しては逆効果。便意を感じるのは、便が直腸まで下りてきて直腸の壁を圧迫したときです。ですからそのときにイキめば、弱い力でも簡単に便は出ます。 便は直腸まで下りておらず、直腸より上にたまっているときには、便意は感じません。そのため、まだ直腸よりも上にたまっている便を、決まった時間にトイレに行って出そうとすると、まず直腸まで下ろし、さらに排泄するまでに、相当な力でイキむ必要が出てくるのです。 痔核(いぼ痔)の予防には、トイレは便意を感じてから行き、なるべく短い時間で済ますようにすることです。 ■トイレで強くイキまない なるべくイキむ時間を短くするよう心がけてください。そのためには、トイレにいる時間を短くすること。目安は3分以内。便はある程度イキめば出るもの。10の便のうち7から8は軽くイキんだだけで誰でもすぐに出るものなのです。 ところが残りの2から3の便を出そうとすると強くイキむことが必要になります。そうすると、肛門にものすごい圧力がかかることになるのです。痔になるのは神経質な人が多いのはこのためです。 残便感があっても、「また便意を催してきてから行けば良い」と気楽に考えることが、痔核(いぼ痔)にならないためのコツです。くれぐれも、「一度に全部出そう」などと考えて強くイキみ過ぎないこと。 ■排便後はお尻を綺麗に洗う 排便後のケアは、排便のしかた同様最も重要なポイントです。 肛門は、閉めたり緩めたりを繰り返し行なう場所ですから、しわだらけです。紙で拭(ふ)くだけでは、そのしわに便を擦(こす)りつけていることとあまり変わりありません。便の中には刺激物質が数多く含まれていますから、紙で拭くだけでは痔をかえって悪化させることになりかねません。お湯で洗い流すことによって便の付着は減りますし、痔核(いぼ痔)の様々な症状も治まるのです。 洗浄器付きトイレがあれば理想的ですが、なければシャワーで洗い流す。あるいは、ぬれティッシュや洗浄綿紙などでやさしく拭き取ることをおすすめします。 ■お尻の体操 排便時にイキむと、お尻の穴は中から外に押し出され、排便後に戻るという動きを繰り返します。ですからイキんだのちに、自分でお尻の穴をキュッとしめて、緩めるといった運動はおすすめです。
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