近視とは?
目の前面には透明な角膜があり、その奥には水晶体と呼ばれるレンズがあります。私たちはこれらを通してものを見ています。目にはものを見るためのたくさんの仕組みがあります。例えば虹彩は、目に入ってくる光の量を調整する働きをしています。網膜は光を感じる神経の膜で、視神経とつながって情報を脳に伝えています。
さて、外から入った光は角膜と水晶体で折れ曲がり、奥にある網膜で像が結ばれる仕組みになっています。ものが正しく見える状態(正視状態)では、目に入ってきた光が網膜にぴったり焦点を結ぶようにピントが合っています。
ところが、近視になると、目に入ってきた光が網膜より手前で焦点を結んでしまい、ピントが合わなくなってしまうのです。
狭い意味では近視は病気ではありません。屈折性近視は光の屈折の問題で網膜や視神経の疾患ではないと考えた場合です。
しかし、広い意味では病気になります。軸性近視が進むことによって網膜が薄くなると、網膜剥離や近視性網脈絡膜萎縮が起こりやすくなったり、新生血管ができやすくなり、黄班部の眼底出血の原因にもなるからです。
近視の治療
眼鏡やコンタクトレンズで、網膜上にきちんと像が結べるように矯正します。また、水晶体を調節している筋肉に緊張を緩める薬を点眼することもあります。
近年では、レーザーによる近視矯正装置が承認され、仕事やスポーツで眼鏡やコンタクトレンズに不自由を感じて、近視の矯正手術を受ける人が増えています。
手術には、次のような方法があります。PRK法は、角膜表面をレーザーで切除する方法で、術後2日ぐらい痛みがあり、視力の安定までに約1週間かかります。
レーシック法は、角膜表面を弁状に剥がし、レーザーで内部の層を削った後、ふたのように戻す方法で、痛みが少なく、回復も早いとされています。
ただし、20歳以下の人、目の病気や全身疾患のある人は近視矯正手術を受けられないことがあり、術後、長期間の経過については、十分に確認されていませんし、老眼が始まるのを早める可能性もあります。
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清心明目上清丸(同仁堂)は北京同仁堂から造られた黄褐色の水丸で、味が苦です。清心明目上清丸は清熱(熱邪を解消すること)、散風(風の邪気を追い出すこと)、明目(視力を高めること)、止痛(痛み止め)の作用があります。上焦火盛による目の疲れ、目が赤くて腫れて痛くて痒い、涙が出る、視覚障害、カスミ、頭痛、眩暈、イライラ、口が渇く、便秘に用いられます
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金花明目丸は肝臓・腎臓の働き及び視力を高める作用があります。主に老年性白内障、中期型肝腎不足及び陰血亏虚症により引き起こされる目のかすみや眩暈、耳鳴り、足腰の倦怠感等に対して用いられます。
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明目地黄丸-水蜜丸(同仁堂)は漢方の古典といわれる中国の医書『医級[イキュウ]』に収載されている薬方です。明目地黄丸-水蜜丸(同仁堂)は日本でも良く知られている「六味地黄丸[ロクミジオウガン]」に枸杞子、菊花、蒺藜子、芍薬、当帰、石決明を加えた処方です。本商品は水蜜丸で、やや香りがし、味が少し苦く甘いです。小丸タイプだから、明目地黄丸(大蜜丸)より飲みやすいです。
明目地黄丸-水蜜丸(同仁堂)は肝臓と腎臓の調子を整え、目の疲れや視力減退を改善します。養生効果を含めて、長期服用も可能です。風が吹くと泪が出やすい、充血しやすいなど症状にも効果があります。
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黄連羊肝丸(同仁堂)は北京同仁堂から造られた黒褐色の大蜜丸で、味が苦です。黄連羊肝丸は瀉火(熱の過剰な状態を改善すること)、明目(視力を高めること)の作用があります。肝火旺盛(怒れば気が上逆する)による目が赤くて腫れ痛み、視力が減退、光に弱く、明るい光線で涙がポロポロ出る、風にあたると流涙するなどに用いられます。
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石斛夜光丸(水蜜丸)(同仁堂)は滋陰(潤し、冷やすカ(陰)を補充すること)、補腎(腎の機能を高めること)、清肝(肝の熱を持った状態を改善すること)、明目(視力を高めること)の作用があります。肝腎陰虚(肝と腎が陰液が不足で虧損ということ)による視力減退、かすみ目、夜盲症、熱病津傷による煩躁、口渇などに用いられます。白内障による高齢者の視力低下等にも効果があります
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石斛明目丸(同仁堂)は北京同仁堂から造られた赤褐色の薄い膜がある濃縮丸で、その薄い膜を取り除くと黄褐色の中身が見えます。本商品の味が微酸・苦・渋いです。
同仁堂石斛明目丸は平肝(肝の機能亢進状態を改善すること)、清熱(熱邪を解消すること)、滋腎(腎の冷やす力(陰)を補充すること)、明目(視力を高めること)の作用があります。肝腎両虚や陰虚上昇による瞳孔散大、夜盲症、視力低下、視覚障害、内障抽痛、頭がフラフラ、眩暈、精神疲労などに用いられます
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杞菊地黄丸濃縮丸(同仁堂)は北京同仁堂から造られた黒褐色の小蜜丸で、味が甘・微酸です。本商品は形が杞菊地黄丸-大蜜丸(同仁堂)より小さくで飲みやすいです。
杞菊地黄丸-濃縮丸(同仁堂)は滋陰(潤し、冷やすカ(陰)を補充すること)、養腎(腎の機能を高めること)の作用があります。肝腎虚弱による眩暈、耳鳴、羞明畏光(強い光に対してまぶしく感じ、光を避けるために目を細めたり、ひどいときには涙が出たり眼痛を訴えたりすること。)、視覚障害などに用いられます。