決明子(けつめいし)について

　決明子(けつめいし)はマメ科のエビスグサCassia obtusifoliaL.またはコエビスグサCoraL.の種子です。
　決明子(けつめいし)は「明を開く種子」という意味で、視力を回復すると中国の明の時代から伝えられていますが、その薬効は目だけではなく広範囲に及びます。便秘、高血圧、不眠症の解消、整腸、そして利尿作用もあるので腎臓病なども改善します。
　漢方薬には、大黄といった便秘によく効く生薬がありますが、体質によっては結構からだにきついんですね。その点、決明子(けつめいし)はからだに穏やかに作用するのが特徴です。