益母草(やくもそう)について

　益母草(やくもそう)はシソ科メハジキの全草を乾燥したものです。これは産後の肥立ちが悪かった母親に使ったらよくなったという逸話から、母の益になる、ということで付いたといわれています。
　漢方では益母草(やくもそう)は、お血を取り除いて血行を促進し、排尿を促進してむくみを取るとされ、血行不良が原因の月経不順やPMS、月経中の不快な症状、産後の腹痛や悪露、捻挫、打撲、あるいは尿量減少によるむくみなどに用いられます。
　民間薬として産後の止血、月経不順、めまい、腹痛、白内障などに、乾燥させた地上部6〜10gを水400ccで煎じて、一日数回に分けて服用するとよいでしょう。