党参(とうじん)について

　党参(とうじん)はキキョウ科のつる性多年草の植物トウジンの根です。中国山西省の上党（じょうとう）地方から採れる人参という意味から上党（じょうとう）人参という名がつき、党参（とうじん）と呼ばれ、上党（じょうとう）産のものが最上質とされています。
　党参(とうじん)は細胞を活性化させる働きがあり、食欲不振、疲労、手先の冷え性、息切れなどに効果があるとされています。古くは人参と区別されておらず、人参の代用品としてしばしば党参（とうじん）が使われてきました。
　党参(とうじん)は人参ほどの力はありません。しかも、持続力も短いので、軽症や慢性病の時は朝鮮人参の代用になりますが、重傷で緊急の時には人参を用いる必要があります。また、人参の代用にする場合は、約四倍量を使用する必要があります。