陳皮(ちんぴ)について

　陳皮(ちんぴ)はミカン科のウンシュウミカンなどの成熟した果皮を乾燥したものです。 古くなったもの（陳旧）がよいということから陳皮と呼ばれ、未成熟の青い皮を干したものは青皮と呼ばれます。
　陳皮(ちんぴ)は発汗作用や鎮咳作用があるため、風邪、喉の痛み、咳などに用いられます。漢方的には、健胃、去痰、理気の効能があり、消化不良、食欲不振などの胃部不快感を取り除くのに用いられています。
　また陳皮(ちんぴ)は、七味唐辛子や五香粉などの香辛料にも配合されています。

※青皮と陳皮の性質は基本的には同じですが、青皮は脇痛・腹のつかえ・消化不良・乳房の腫脹に使用し、陳皮は上腹部の膨満・嘔吐・下痢・咳・痰などに使用します。